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仕事を知る

2.カスタマーサポート

当社の仕事の大きな特徴のひとつに技術支援(技術サポート部門)があります。これは、高度医療という人命に関わる高レベルの信頼性を要求される医療機器をドクターのため、さらには社会的責任という立場から、技術面でサポートしていくために必要不可欠なのです。

この部門には大きく二つの業務領域があります。

ひとつは、医療機器導入の仕事。具体的には、新設される病院または診療科目に対して、機器営業部門のメンバーとチームを組み、複数台の医療機器の選定を行い、実際に導入します。導入前には、まずその病院の診療内容やご要望を細かくうかがい、お客様になり代わり技術的な見解で機器メーカーと話し合い、最適な設置方法、さらには必要なアプリケーションソフトをアレンジしてご提案します。また、医療機器単体だけではなく、異なる医療機器との複合システムのご提案や関連する病院用設備機器などのレイアウトや配接方法まで、技術的な立場からお客様を支援します。いわば、病院のテクニカル・コーディネーター的な役割を担うのがこの仕事です。

もうひとつは、導入後の保守・メンテナンス業務。メーカーのサポートでは解決し難いトラブルにもいち早く対応し、院内の機器が万全の状態を保てるように努めています。

特に、この部門では、各機器メーカー公認の技術資格、医療機器センター認定の「修理業/責任技術者資格」、日本生体医工学会認定「第1種ME技術資格」保有者を有しています。これらの資格取得者は、日本でも有数の存在であり、 質実ともに病院関係者の技術支援パートナーとして幅広く貢献しています。

この仕事は、電気・電子・機械・制御ソフトなどの工学的な知識が必要になるため、誰にでも挑戦できる仕事ではありません。さらには、医療に関わる知識も必須となるため、すぐに一線として活躍するというよりも、絶えず勉強を積み重ねながら、プロを目指していくという実直で勤勉な方に向いています。 機器を開発するという仕事ではありませんが、医療現場の機器に関するスペシャリストとしてその存在感を発揮する。それが、人の命に関わる仕事であることを実感できた時、なにものにも代え難い社会的役割を担っていると思えるはずです。